AZUSA SESHIMO

瀬下 梓


「あたたかい日」 F10 雲肌麻紙・水干・岩絵具・墨
「あたたかい日」 F10 雲肌麻紙・水干・岩絵具・墨
「居場所」 F6 雲肌麻紙・水干・岩絵具・墨
「居場所」 F6 雲肌麻紙・水干・岩絵具・墨

「言いたいこと」 F3 雲肌麻紙・水干・岩絵具・墨 
「言いたいこと」 F3 雲肌麻紙・水干・岩絵具・墨 
「君のために」 F0 雲肌麻紙・水干・岩絵具・墨 
「君のために」 F0 雲肌麻紙・水干・岩絵具・墨 
「糧」 SM 雲肌麻紙・水干・岩絵具・墨 
「糧」 SM 雲肌麻紙・水干・岩絵具・墨 

 数万年前のラスコーやアルタミラの洞窟にも、人類は動物を描いてきました。野牛や馬などのモチーフは、狩猟の成功を祈願してとも、生きものの命の神性を描いたとも言われています。一方、日本でも円山応挙の仔犬や、国芳の猫などの傑作が、歴史を超えて今も愛され続けております。

 瀬下梓は、身近な生き物を描く日本画家です。彼女が描く犬や猫、鶏などの身近な動物達は、どこかユーモラスな表情で私たちに何かを語りかけてくれます。彼らのふとしたしぐさや、もの言いたげな眼差しは、彼らが私たちと同じように心があることを教えてくれます。しかし彼らの持つ個性や感情の機微を見逃さない観察眼は、子供の頃から常に動物と暮らしてきた彼女ならではのものと言えるのではないでしょうか。描かれた動物達を見ていると単に愛らしさを感じるだけではなく、彼らがそれぞれ霊性を抱いた命であることを改めて気づかされます。

 太古の人類が抱いていた動物への畏敬の念は、今も私たちの心に宿っていると言えます。時代を超えて、現代の女流日本画家の作品に表れる、この愛らしきものたちをぜひお楽しみください。

「指定席」 F3 雲肌麻紙・水干・岩絵具・墨 
「指定席」 F3 雲肌麻紙・水干・岩絵具・墨 

各展覧会リンク

1981  栃木県下都賀郡(現:栃木市)出身  埼玉県さいたま市在住 

2005 女子美術大学 芸術学部絵画科日本画専攻 卒業 

 卒業制作「類」 優秀作品賞 受賞 

○展示歴 

2005     日本画5人展「流露」(横浜) 

2006     (~2012) 百葉展 若手作家交流展(横浜・銀座)

           (~2010) ’07 流露-日本画5人展(横浜)

2010     ART CONFUSE EXHIBITIONー59人のアーティストー(新宿) 

2011     アールデビュタント URAWA2011 (浦和 伊勢丹) 

       イレブンガールズアートコレクション(銀座 松屋)(ながの東急)

       U-30 Under thirty展(広島) 

2012  イレブンガールズアートコレクション(銀座 松屋)(広島 福屋) 

       「20代の記憶から」展(藤沢さいか屋)

            オータムアートフェスタ (新宿 ヒルトピア) 

       瀬下 梓 日本画展 -動物と一緒の日常ー(川越  まるひろ)                          個展「立ち止まる日常」(浦和 伊勢丹)、個展(宇都宮 東武) 

       イレブンガールズアートコレクション(阪神梅田店)(池袋東武)

2014     イレブンガールズアートコレクション (広島 福屋) 

       ヤングアートスター展(たまプラーザ 東急)

             サマーアートフェスタ(新宿ヒルトピア)  

       アールデビュタントURAWAの足跡ーそれからー(浦和 伊勢丹) 

       個展 「続いていく一瞬」(浦和 伊勢丹) 

2015   蒼空展(松戸 伊勢丹)

             俊英作家4人展ー風は西からー(浦和 伊勢丹)

             個展(宇都宮 東武) 

2016   GINZA ART STYLE   (銀座 松屋) 

             イレブンガールズアートコレクションオールスターズ展 (池袋 東武)

 

○その他のアートワーク 

2011   映画「東京無印女子物語」 (大九明子監督作品)

         「脱出」等の作品提供・絵画指導  

             ぽち袋 制作  (長井紙業株式会社) 

2012~2013   岡本太郎美術館 ワークショップ 

 

他多数開催